ココモ法は資金管理に特化したロジック
ココモ法とは?
ココモ法はマーチンゲール法に並んで有名なロジックで、マーチンゲール法と同様に1回でも勝利すればそれまでの損失額はすべて取り返せるメリットがあります。また倍掛けを繰り返していくマーチンゲール法とは違い、賭け額の増加は非常に緩やかなため負けても賭け額を増加してBETを続けても大きな資金が必要になりにくいこともポイントです。
ココモ法の特徴の1つとして、負けて賭け額を増加を繰り返すと勝った時の利益が大きくなるのも面白い点です。
BETルール
マーチンゲール法ほどはシンプルではありませんが法則性を理解すれば簡単です。
まず 3倍配当率限定のロジックになります。※2倍配当率等では使用できません。 賭け方は、初回と2回目の賭け額は1単位を賭けます。 |
具体的なBET例
初回賭け額を100円とした例を表にしました。
BET回数 | 計算式 | 賭け額 |
1回目 | 固定 | 100円 |
2回目 | 固定 | 100円 |
3回目 | 1回目+2回目 | 200円 |
4回目 | 2回目+3回目 | 300円 |
5回目 | 3回目+4回目 | 500円 |
6回目 | 4回目+5回目 | 800円 |
7回目以降も同様の考え方で続きます。手持ちの資金量はBETルールに従って何回目まで掛け続けるかを決めておきます。
ココモ法の勝率(連敗率)を確率論でみる
ココモ法の勝率(連敗率)を見てみましょう。
条件は、勝率は3倍ペイアウト=出現率32%(約3回に1回は勝つ)であるということを前提に計算します。
確率論でみると3回に1回は勝つはずの出現率で万が一負けが続いた場合、回を追う毎に連敗率が下がっていくことがわかります。逆にどんどん勝率が高まっているということになります。17連敗を過ぎた上がりからはかなりの連敗確率が下がることがわかります。
ココモ法のメリット・デメリット
それではココモ法のメリット・デメリットを考えてみましょう。
ココモ法のメリット
1回勝てば過去の負け額が必ず回収できる
前々回+前回賭けた金額を足しながら賭けていくため、1回でも勝てば過去の損失額も必ず回収することが可能です。マーチンゲール法と同様に『理論上は負けない』というロジックです。
賭け金の上昇が緩やか
毎回倍額を賭けていくマーチンゲール法とは違い連敗が続いても急激に掛け金が上昇することはありません。
例えば、最初に100円を賭けて9連敗したとします。10回目の賭け額は?
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | 10回目 |
100円 | 100円 | 200円 | 300円 | 500円 | 800円 | 1300円 | 2100円 | 3400円 | 5500円 |
5500円となります。ちなみにマーチンゲール法の10回目の賭け額51200円です。いかにココモ法の掛け金の上昇が緩やかなのがわかると思います。
連敗後の獲得利益が大きくなる
ココモ法の特徴の1つで、負けが続いた後に勝った際の獲得利益が大きくなるという仕組みがあります。マーチンゲール法などであれば1回目の賭けで勝っても連敗後10回目の賭けで勝っても獲得利益は最初の賭け額×2倍です。
それに対しココモ法は1回目の賭けと連敗後10回目の賭けで勝った時とで、その差が11倍にもなります。これは3倍配当率であることや独特な賭け額の上昇に関係しています。ある程度負けが続いたほうが利益は大きく狙えます。
ココモ法のデメリット
3倍配当率のため勝ちにくい
どんなギャンブルでも同様で勝ちやすい場合は配当率が下がります。1回勝てば賭け額が1.5倍になって払い戻される場合と3倍になって払い戻される場合とでは単純に2倍勝ちにくいということになります。
ココモ法は3倍配当率を狙うロジックのためその勝率は下がります。賭け額の少々が緩やかだか勝ちにくいということは理解しておくと良いでしょう。
ココモ法をどう使っていくかがポイント
負けても賭け額上昇が緩やかで、負ければ負ける程に倍返しができ優れている一方、3倍配当率故に勝率が下がるという性質も持ち合わせたロジックです。
ある程度は連敗する前提で備えておく
3倍配当率で1.5倍や2倍配当率より勝ちにくいかわりに、負けが続いても賭け額の上昇が緩やかという特徴をうまく生かしてある程度は連敗するものという前提で資金を用意しておく必要があります。またこれ以上連敗が続いたら損切をするラインもあらかじめ決めておくと良いかもしれません。
事前にルックを入れて負けを織り込んでおく
3倍配当率はある程度連敗するものと考え、賭けをスタートする前に何度か空打ち(ルック)をいれて負けを織り込んでおくことも有効な手法です。例えば、賭けたつもりで2連続負けたらそこから実際の賭けをスタートするといった方法です。
また3倍配当率はそのままで毎回の賭け額を調整することで賭け額の上昇をさらに抑えることも可能です。ココモ法は工夫次第で有効なロジックとなります。