マーチンゲール法は理論上は負けないロジック
マーチンゲール法とは?
マーチンゲール法とは、最もシンプルでスタンダードなロジックで勝つまで賭け額を倍にしていく方法です。負けた金額を上乗せして次にBETをして前回の損失額も合わせて取り返すという仕組みです。負けたら賭け額の倍をまた負けたらその賭け額の倍を掛けていくを繰り返れ流れです。マーチンゲール法は2倍配当率のゲームであれば使用することが可能です。
マーチンゲール法はカジノ攻略法の中でもメジャーなもので、カジノだけではなくFXなど投資の世界でも用いられることがあります。倍額を掛けていき1回でも勝利すればそれまでの損失額はすべて取り返せるというメリットがあります。
そしてよく言われる特徴として「理論上は必ず勝つ」という点です。
BETルール
基本的には2倍配当率のゲームで使用するロジックです。※応用することも可能 賭け方は、初回賭けで負けた場合にその賭け額を倍にして賭け、また負けたらその賭け額を倍にして掛けていくを繰り返す流れです。 |
具体的なBET例
マーチンゲール法の勝率(連敗率)を確率論でみる
理論上は負けないと言われるマーチンゲール法ですが、数字で勝率(連敗率)を見てみましょう。
条件は、勝率は2倍ペイアウト=出現率50%(2回に1回は勝つ)であるということを前提に計算します。
連敗数 | 連敗率 |
1 | 50.0% |
2 | 25.0% |
3 | 12.5% |
4 | 6.3% |
5 | 3.1% |
6 | 1.6% |
7 | 0.8% |
8 | 0.4% |
9 | 0.2% |
10 | 0.1% |
確率論でみると2回に1回は勝つはずの出現率で万が一負けが続いた場合、回を追う毎に連敗率が下がっていくことがわかります。逆にどんどん勝率が高まっているということになります。7連敗は100回に1回も出現しないという計算に。
マーチンゲール法のメリット・デメリット
それではマーチンゲール法のメリット・デメリットを考えてみましょう。
マーチンゲール法のメリット
賭け額の計算がしやすい
単純に倍々するため非常にシンプルで、連続してプレイしていく中で「次にいくら賭けたら良いのか?」が瞬時に計算することができます。また現時点でいくら買っているか・負けているかの把握がしやすいこともポイントです。
1回勝てば過去の負け額が必ず回収できる
前回賭けた金額を上乗せして賭けていくため、1回でも勝てば過去の損失額も必ず回収することが可能です。まさに一撃必殺なので『理論上は負けない』と言われる所以でしょう。
マーチンゲール法のデメリット
賭け金の上昇が大きい
負けたら倍額を賭けていくマーチンゲール法は賭け額の跳ね上がりが急激なのが一番のデメリットです。100円から賭けをスタートしたとしても10連敗したら・・・?
1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 |
100円 | 200円 | 400円 | 800円 | 1600円 | 3200円 | 6400円 | 12800円 | 25600円 | 51200円 |
1回目から10回目までの賭け額を合算すると、10万2300円にもなってしまいます。マーチンゲール法で勝ち続けていくためには大きな資金が必要になります。これがマーチンゲール法唯一のデメリットといえるでしょう。
マーチンゲール法をどう使っていくかがポイント
非常にシンプルで王道と言えるマーチンゲール法ですが、普通に使用するだけでは大きな資金が必要になるため工夫が必要になるでしょう。
資金管理を意識した運用方法
この考え方は、勝つまで倍々BETを続けるという考え方ではなくある程度の撤退ラインを決めておき連敗して撤退ラインに到達したら損切をしてしまうという方法です。そして何連勝に1回の割合で損切になるのであれば収支はプラスになるという計算の上、何回まで倍々BETを続けていくかを明確にルール化します。すべて負けない方法を考えるのではなく、損切が来てもプラスになればOKという考え方で、最終手元に利益が残れは勝ちと考えます。
2倍以外のペイアウトに応用する
マーチンゲール法だからと言って必ずペイアウト率を2倍にしないといけないという決まりはありません。例えば、1.5倍や1.7倍などのペイアウト率にして賭け額を調整する事により勝ったときに利益が残る方法もあります。いわゆる変則マーチンゲール法です。ルーレットやバカラなどのペイアウト率が固定になっているゲームでは不可能ですが、バスタビットなどのペイアウト値をユーザーの任意で決められるゲームであれば可能となります。
ペイアウト率を下げることで勝ったときの賞金額が少なくなる反面、勝ちやすくなるというメリットがあります。王道ロジックにアレンジを加えて、利益を出していく工夫をすることはとても良い考えだと思います。